在宅でもコールセンター業務ができることを以前お伝えしました。
その時は受電(インバウンド)業務で、問題なく業務を行うことができたのですが、実は在宅でも発信(アウトバウンド)業務を1度だけ、やったことがあります。
結果的には挫折したのですが、失敗事例も参考のためにお伝えします。
初期費用が高かった
請負契約での業務だったのですが、加盟金のような初期費用が10数万円かかりました。
決して変な企業ではないのですが、今思えば、独立開業というわけではないのに、収入を得るために、先に費用をかけるのは本末転倒だなと思いました。
サポートが少ない
仕事も自分で選べるため、自由度は高いのですが、選ぶのにその業務の概要を記載した資料を見て選ぶだけで、選択指標のようなものはなく、初めて携わる者としては何を選べばよいかわからないという不安がありました。
業務上わからないことが起きた場合のサポートはメールや電話でやってもらえるようになってはいましたが、担当者は多忙なようで結局メールもうまく利用できない状態でした。
在宅発信の仕事内容
いろいろな企業の営業のアポイントを代わりにとる仕事で、資料にある電話先に電話をかけて、トークスクリプトどおりに話をもちかけ、興味をもってもらえたら、詳細説明に伺うための日程を決めるというものでした。
電話のかけ方は簡単だけどその先の難しさ
電話はネットからダウンロードした資料内の相手先をクリックすれば電話をかけられるし、いちいち番号を入力する必要もないため、簡単にかけられます。
私が選んだのは、個人商店が多い業種だったため、電話をかけても忙しくて相手にしてもらえないことが多く、最初の挫折を感じました。
在宅での孤独感
こんなときに、在宅業務ではなく、他にも同じ仕事をする仲間がいるコールセンターでの業務であれば、困ったときや辛いとき、話をきいてもらって、気持ちを立て直すこともできたのではないかと思いますが、一人の作業では落ち込む一方で、次に向かうという前向きな気持ちを維持するのが難しかったです。
アポ取りまで至らない
電話に出た相手が受付の方の場合は、まず担当者に取り次いでもらうための説明をするのですが、担当者が多忙で、再度かけ直しになったり、取り次いでもらっても、「うちには要らない」と断られたりの連続でした。
最終的に説明できるところまで進めることができないまま終わってしまいました。
継続して諦めずに電話をかけ続けていれば、コツをつかむこともできたのかもしれませんが、それまで収入ゼロという状態なので、さすがに継続できないなあということで、業務は1ヶ月で長期お休みという形で辞めてしまいました。
初期投資分も回収できていないため、ただ辞めるのはもったいないと思って長期休みにしたので、復帰することも可能なのですが、いまだそんな気分にはなれません。
まとめ
たった一度の経験で全てに当てはまるわけではありませんが、ノルマのあるアウトバウンド(発信)業務は在宅では辛さのほうが勝って、あまりお勧めではないですね。
ただ、営業のアポ取りではなく、調査などでアンケートに答えてもらうような業務であれば、相手の警戒心というハードルが低めで対応してもらいやすいので、在宅業務でも問題なくできると思います。