花が少ない冬に咲きそろうクリスマスローズは貴重です。
ここではクリスマスローズの育て方と魅力をお伝えします。
クリスマスローズの育て方
我が家ではクリスマスローズは地植えと鉢植えの両方で育てています。
鉢植えの場合は、栄養を吸収できる土、そして水はけのよい土を選んであげて、日当たりが良い場所に置いてあげてください。
地植えの場合は落ち葉が落ちるような木陰が最適です。
鉢植えより地植えの方がよく育ちました。
クリスマスローズは湿気に弱い
クリスマスローズの一番の弱点は湿気なので、梅雨時は苦労します。
鉢植えは雨にあたらないように雨の日は玄関へ入れます。
地植えのほうは雨にあたらないように、レモンの木の下に植えました。
ちょうど、日差しを好むレモンの木は日当たりの良い場所にありましたので、梅雨時でも元気に育ってくれました。
水やり
地植えの場合は、基本的に水やりは必要ありませんが、あまりにも雨がふらない日が続いていたら、水をあげましょう。
一日のうちで一番乾燥している時間帯は10時~15時なので、その時間帯の水やりがベター。
鉢植えの場合は、表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたくさんあげます。
梅雨時期からから9月まではやや乾燥気味にしました。
また、夜は絶対水をあげないことです。
夜は気温が低いため、夜に水をあげると湿ったままで朝を迎えてしまいますからね。
肥料
地植えの場合は、10月に緩効性肥料を与えています。
鉢植えの場合は、10月、12月、2月に緩効性肥料をあげ、さらに10月~4月までの間は液体肥料を月に2~3回与えます。
不安な方はクリスマスローズ専用の肥料が売ってますので、説明書どおりにあげると良いでしょう。
土
クリスマスローズの肝となる部分は土です。
鉢植え栽培のクリスマスローズの土もインターネットで調べて、軽石小粒3、赤玉土小粒4、腐葉土3の配合で土を準備しました。
地植えの場合は10月から3月まで植えつけが出来ます。
植え替えの時の大事なポイントは、痛んだ根と古い土を取り除いてから植え替えることです。
クリスマスローズ専用の土はホームセンターや園芸ショップでも売っていますし、鉢もクリスマスローズ専用の鉢が販売されていますよ。
可憐さが魅力のクリスマスローズ
我が家のお気に入りのクリスマスローズは薄紫色です。
可憐な飾らない貴婦人というような雰囲気でいつも下を向いていて、まるで、黙って従いますと言わんばかりの様子に惚れ込んでしまっています。
ただ、元気さにかけるところが、少し物足りないと感じる日もあります。
ですが、疲れた心を癒してくれるクリスマスローズは我が家の宝物で、まるで命が吹き込まれているかのようで、帰宅するとほっとさせてくれる存在です。
クリスマスには鉢植えアレンジメント
いつか庭にクリスマスローズメドレーというタイトルで色々な色のクリスマスローズを植えたいのですが、湿気が苦手だったり、強い日差しが苦手だったりして沢山は植えられないかなと思っています。
いつか、クリスマスローズの鉢植えアレンジメント(大きな鉢に3種類か4種類の異なる色のクリスマスローズを植える)に挑戦してみたいと思います。
ビオラや松葉ボタンでは挑戦したことあるのですが、クリスマスローズは敷居が高くて一度も挑戦したことがありません。
ピンク、黄色、白のクリスマスローズでアレンジしたら本当にきれいでしょうね。
そのアレンジメントを玄関の前に置いたら最高ですね。
クリスマスローズの切り花は湯上げをしてから飾る
クリスマスローズの良いところは、1輪からでも飾れるところですね。
バラのように女王という雰囲気ではなく、可憐な乙女、優秀で可憐で控えめで、どこに出しても恥ずかしくない嫁入り前の娘という雰囲気という感じです。
私は家で一番いる時間が長い部屋に1輪飾って、元気をもらっています。
「がんばって」と応援してくれているようで、癒されます。
ときには、花を短く切って、水を張った容器に浮かべて楽しみます。
ちなみに、クリスマスローズの切り花を飾るときは、ただ水につけても水を吸い上げないので、必ず「湯揚げ」をしてから水につけましょう。
【湯上げの方法】
1.水あげしやすくするために、切り取った花の切り口から2センチ程度上まで皮をむきます。
2.細長い容器にぬるま湯(40度くらい)を入れて、花首の下までを2時間程つけておきます。
こうして湯上げしたあとに、水につければしっかり水を吸い上げてくれますよ。
ピッチャーに入れるだけで絵になるクリスマスローズ
庭にたくさん咲いた時はお世話になった方に差し上げたりすると喜ばれます。
ワインの空き瓶でも飾ることができますし、かわいいジュースの空き瓶にいれてラッピングするれば立派なプレゼントができます。
白い陶磁器のピッチャーに、沢山のクリスマスローズをいれるととっても素敵で絵になります。
見た目がとても可愛らしく、そのままおとぎの国へ招待されているような気持ちに陥ります。
みなさんも育ててみれば、きっと心をほっとさせてくれるガーデンアイテムのひとつとなると思いますよ。