エキナセアはハーブ品種もある育てやすい宿根草

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夏から秋にかけて長く花を咲かせるエキナセアは、ガーデニング初心者や少しズボラな人でも育てやすいといった印象があります。

エキナセアは花の中心がいがぐりのように球状で周りに細長い花弁が広がっていて特徴的な宿根草です。

品種改良によって花色や花の形も多彩で、切り花としての利用価値が高いので、エキナセアの育て方や利用方法などをお伝えします。

エキナセアの育て方

植える時期

種から育てる人は3~5月または9~10月、苗から育てる人は4~5月、または10月ぐらいに植えます。

私が最初にエキナセアを育てた時は、5月に種を蒔いたので、間に合うかなととても心配していたのを思い出します。

土えき

水はけがよい土に植えます。

鉢植えの場合は花用の培養土を使うとよいです。

日当たり・風通し

地植えでも鉢植えでも、花を育てるのに適している場所は、日当たりがよく風通しのいい場所です。

できれば日中は日がしっかり当たるところを選ぶといいです。

私は最初は鉢植えでベランダで育てていたので、あまり日当たりはよくなかったのですが、それでもなんとか育ちました。

庭がある家に引っ越して、地面に植えてからは大きく育っています。

また、湿気を嫌うので、風通しのいい場所に置いてください。

鉢植えで屋内で育てたいという人もいるかもしれませんが、エアコンの風は植物の大敵なので、屋外で育てるようにしてください。

水やり

水は与えすぎは禁物で、葉っぱではなく、土に水をかけます。

土が乾燥したら水をかければよいので、楽で本当に助かっています。

仕事が忙しくて、何度か水をやるのを忘れて、花を枯らせたことがあったのですが、エキナセアはなかなか枯れずに咲いていたので、心強かったです。

6~9月にかわいらしい花が咲きます。

咲く期間が長いので、梅雨の時期に、あまり雨が当たらないように気をつけることで、長く花を楽しむことができます。

雪や霜には注意

エキナセアは暑さにも寒さにも強いのですが、冬は厳寒地では要注意です。

雪が降ったり、霜が降りたりするところはそのまま葉が腐ってしまう可能性があります。

寒いところでの栽培は藁をかけたりして防寒する必要があるので、それが唯一大変なところかもしれません。

肥料

肥料は1か月に2回程度、液体の肥料を与えるとよいです。

育て始めた頃は、肥料を多めにやったほうがいいのかなと週に1回肥料をやっていたのですが、少し花が弱ってきたので、与えすぎもあまりよくないです。

病害虫

エキナセアは基本的に丈夫なので、管理が適切であれば病害虫にもかかりにくいです。

ただ夏などに乾燥した状態が続くと「うどんこ病」が発生しやすいです。

葉に白い粉のような斑点がみえたら取り除きましょう。

症状が広範囲の場合は薬剤をかけて対応します。

また梅雨の時期、高い湿度の状態が続くと、カビによって「灰色カビ病」にかかることがあります。

病気になったら薬剤で対応できないので、病気になった部分を切り取るか、株ごと処分するなどしましょう。

株分けで増やす

エキナセアを増やしたいときは、種を取ったり、株分けをしたりしますが、おすすめは株分けです。

苗を植える時期の前後に、1つの株に5つ前後の芽がつくように分けます。

細かく分けすぎると枯れてしまうことがあるので要注意です。

地味な作業ではありますが、花がどんどん増えていくのを想像しただけでも幸せな気持ちになります。

エキナセアの利用法

エキナセアの花言葉

エキセナアの花言葉は「深い愛」や「優しさ」です。

実際、ピンクのかわいい花を見ると、とても優しい気持ちになります。

比較的育てやすいので、ガーデニング経験が少ない人にもおススメです。

園芸品種は観賞用、ハーブ品種はハーブショップで

最近売られているエキナセアは観賞用として出ているものが大半ですが、もともとの品種はハーブとしてネイティブインディアンが利用していたそうです。

私が育てているのはハーブの種類のエキナセアで、知り合いの家で見てきれいだったので、種をもらって植えましたが、ハーブ品種の場合は、ハーブショップなどで入手できるようです。

知り合いからは、暑くても寒くてもなんとかなるよ、と言われて、自分で枯らすわけにはいかないと、わりとしっかり育てるようにしました。

実際育ててみると、日当たりのいい場所に置いて、水も土の表面が乾いたときにやるぐらいなので、毎日水やりをするよりはプレッシャーが少なくて済みました。

ただ、梅雨の時期はどこに置いたらいいのか、すごく悩みました。

エキナセアのハーブティ

ハーブ品種のエキナセアなので、ハーブティとして飲んでいます。

エキナセアは自己治癒力を高めてくれる作用があり、免疫力を高めてくれるんです。

抗菌、抗ウイルス作用があり、炎症も抑える作用があるので風邪の予防や気管支炎の予防、ウイルス対策としての利用価値大です。

一説には花粉症に効くということで、少し苦いのですが、春先には毎日飲んでいます。

少し鼻づまりが楽になった印象と風邪を引きにくくなったような気がします。

ただし、菊アレルギーの人は気をつけたほうがいいそうです。

初めて、お茶を作ったときは、苦みが強かったので、おいしいとは思えませんでしたが、ハチミツを入れたり、工夫をするうちに飲みやすくなってきました。

ただ、何杯も飲むと気持ち悪くなるので、1日1杯ぐらいがちょうどいいのかなと思います。

花粉症だけではなく、ストレスにもいいということで、ストレスがたまったときは時々飲んでいます。

アルコールにつけたチンキ液を自作

チンキ液はハーブをアルコールにつけることで、水やお湯につけるよりも成分を抽出できるというもので、より効果が高まります。

エキナセアのチンキ液も自作できますよ。

消毒しておいた密閉できる保存容器に乾燥エキナセア15gを入れ、アルコール度数35~40度のお酒200mlを注ぎ、一日一回は容器を振って3週間程度経過したら、フィルターで濾して保存瓶に入れれば出来上がりです。

数滴をお湯や水に垂らしてのんだり、うがい用としても使うととよいです。

また、虫刺されのときやケガした傷口にぬると治りが早いようです。

簡単に作れるのでぜひお試しください。

エキナセアのドライフラワー

初めてエキナセアを植えてから、もう5年ほどになります。

以前はピンクの花ばかりだったような気がしますが、最近は赤、黄色、白、オレンジなど他の色も花屋さんで見かけるようになってきました。

私の家のエキナセアは最初はピンクの2本だけでしたが、思ったよりも上手く育てることができていて、今ではだいぶ増えてきました。

切り花にしてもいいですし、他の花と一緒に生けてもバランスがよく、何本かはドライフラワーにしています。

エキナセアは6~9月と比較的花が咲いている期間が長いので、ゆっくりと花を楽しめて、育てやすいので初心者にはおすすめです。

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