春の花壇のレイアウトは多年草のベロニカ・オックスフォードブルーで

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一度根付けば、放ったらかしでも育ち、青い花色も素敵なのでお庭のグランドカバーとして利用される方が多いベロニカ・オックスフォードブルー。

地面をはうようにして成長し、青い小さな花を次々と咲かせるベロニカ・オックスフォードブルーの育て方などについてご紹介します。

ベロニカ・オックスフォードブルーの育て方

植える場所

日当たりが良く、水はけの良い環境が適しています。

明るい半日蔭でも育ちます。

真夏の直射日光を嫌うので、暖かい地域で庭植えをされる場合は、午後から日陰になるような半日蔭の場所に植えて下さい。

水やり

根付くまでは水やりは必要ですが、根付いてしまえば、庭植えでは、特に水やりの必要はありません。

鉢植えなら、土が乾いたらたっぷり水をやってください。

肥料

庭植えも鉢植えも、春と秋に、少しだけ緩効性化成肥料を株元に置くくらいです。

あまり肥料が多いと花が咲かなくなったりします。

植え付け、植え替え

植え付け時期は3月~4月、9月下旬~11月上旬が適しています。

庭植えでは、腐葉土を混ぜて水はけをよくします。

何株か植える場合は、年々大きくなるので株と株の間を30センチ程度あけましょう。

鉢植えの場合は、赤玉土7・腐葉土3で配合した土に植えます。

市販の草花用培養土だと便利です。

根付くまでは、水やりをします。

夏の対策

高温多湿をあまり好まないので、花が咲き終わったら、草丈の半分くらいで切り戻し、株が蒸れるのを防ぎましょう。

鉢植えの場合は、強い日差しをさけるように場所を移動してください。

冬の対策

寒さには強いです。

冬は株は乾燥気味に管理します。

霜や雪にあっても根さえ枯らさなければ春にまた芽吹きますので、土まで凍る寒冷地では、凍結対策として腐葉土でのマルチングなどが必要です。

防虫対策

アブラムシが発生しやすいので、見つけたらすぐ駆除しましょう。

毎年花を咲かせるベロニカ・オックスフォードブルーの魅力

花言葉

春先に1センチくらいの青紫色の小さな花を咲かせるベロニカ・オックスフォードブルーは、オオバコ科クワガタソウ属(ベロニカ属)の多年草です。

クワガタソウ属の花は4弁が大きく平らに広がった花の形をしていて、葉っぱは鋸歯があるのが特徴のようです。

ベロニカ・オックスフォードブルーの複数ある花言葉のなかに「忠実」というのがありますが、確かに忠実に毎年花を咲かせて庭を彩ってくれています。

名前の由来

オックスフォード大学のスクールカラーと花色が似ていることから名付けられたそうですが、もともとの種の自生地からジョージアブルーとも呼ばれています。

よく似ているのはオオイヌノフグリ

ベロニカ・オックスフォードブルーはあちらこちらに生えている雑草のオオイヌノフグリのとよく似ていますが、オオイヌノフグリも同じオオバコ科クワガタソウ属なんですね。

地面を這うように枝が広がるのも同じですね。

ただ、ベロニカ・オックスフォードブルーは花がオオイヌノフグリより少しだけ大きく、色も濃いです。

草丈が5センチ~20センチくらいで、花はとても可愛くて次々と咲くので、庭が青紫色のジュータンを敷いたように華やかに彩られて素敵です。

花のない時期でも緑の葉っぱが青々としていますし、冬になれば美しい銅色の葉となります。

挿し木でも株分けでも簡単に増やせます

花が咲き終わるころ、早めに切り戻してやると、また花を咲かせてくれます。

このとき切り戻した茎を挿し木にして増やすことができます。

株分けは春3月~4月または秋10月~11月上旬の植え付け時期に行うとよいです。

挿し木でも株分けでも育ちますし、放っておいても育つというと、相当増えるんじゃないかと心配になりますが、成長がゆっくりなので、割と扱いやすく、爆発的に増えて困るということはありません。

素敵な花道を演出

我が家では春の花壇のレイアウトを考える上で、ベロニカ・オックスフォードブルーは欠かせません。

オオイヌノフグリが道端に咲いているのをヒントに、庭に敷石で通り道をつくり、その両側にベロニカ・オックスフォードブルーを植えたところ、ブルーの鮮やかな小花がこんもりと咲くとっても素敵な花道ができました。

ちょっとメルヘンチックで、家族にも好評です。

まとめ

ベロニカ・オックスフォードブルーはほぼ放置でも年々増やしていけるし、年中葉っぱがあるのでグランドカバーとしても最適で、初心者の方にはおすすめです。

ハンギングにも利用できますし、庭の雑草防止としても活躍してくれますよ。

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